スケルトン
スケルトンとは、インフレータブルボートのチューブ上に釣り道具を載せるための骨組みを指します。
インフレータブルボートのチューブ上にスケルトンを固定してその上にかさばる釣り道具を載せて使用します。
基本的な全体イメージはこのようになっています。
チューブ上のできる限りのスペースを全て使おうと考えた結果このような形になりました。
荷物を載せる場所の幅は全て同じ幅となっています。
なので、荷物は可能な限り自由自在に配置できます。
荷物に取り付けたイレクタージョイントをアルミパイプにはめ込むだけで充分固定されます。
2006年からこの方法で釣りをしていますが、未だ1度も荷物を落としたことがありません。
ほとんどの荷物をスケルトン上に載せてしまうため、足元はスッキリ状態です。
このサイズのボートで足元がスッキリ状態で釣りができるボートは中々ないのではないでしょうか!?
取り付け方法
上記のスケルトンの前部は船首のDリングとサイドのラバー竿掛けの3点を5mmのロープで固定しています。
それだけでは万が一ロープが解けてしまった時不安なので、さらにゴムロープで同じ箇所を結んでいます。
後部のスケルトンはインフレータブルボートを運ぶために付けられた、サイドのグリップ4点にゴムロープを結んで取り付けています。
さらに、ラバー竿掛けに5mmのロープで固定しています。
後部スケルトンに取り付けられたホールドダウンシートに乗り込むことによって、その重みで後部スケルトンは完全に固定されます。
フレーム
バッテリーやクーラーボックスなど、本体に穴をあけてイレクタージョイントを取り付けられない、あるいは取りつけたくないものはフレームをスケルトンにはめ込んで、そこにクーラーボックス等を載せてゴムロープを引っかけて固定します。
船首には表差し舵マウントとハンドコンマウントを取り付けて、スケルトンの全体イメージの完成です。
フレーム自体は本体のスケルトンにはめ込んであるだけなので、こちらも再配置可能な状態です。
これらの実際に荷物を載せたイメージは、全体図の状態になります。
スケルトンの配置する際の注意点
スケルトンを作成する際、以下のような点を考慮しながら作成致しました。
まずサイズについてですが、横幅はチューブから荷物がはみ出ないように設計しました。
それは私の場合、ボートの上げ下ろしにシャトル(上記タイトルの右画像参照)と合体してボートを運ぶのですが、その際に両サイドにポールが立っていて、それに荷物が引っ掛かると帰り際シャトルと合体する時に落水する恐れがあるので荷物をチューブからはみ出させないことが必要だったからです。
後部のスケルトンは釣り座を構える座部のパイプを横1本でとっています。
それは、最も重量がかかるところなので強度を考えた結果です。
横を1本にすることによって、2本のパイプをチューブに掛けてその上に1人が腰掛ける状態となります。
また、後部のスケルトンで1番外側のパイプも1本で取っています。
これを1本で取るか取らないかでは後部のスケルトンの強度が、1本で取った方が丈夫になるのではと考えた結果このような形となりました。
イレクターとアルミパイプの接合部はすべて上からネジで固定しています。
下から固定してしまうとネジがチューブと接触してしまい、思わぬ事態になりかねないと考えたからです。
後部のスケルトンの荷物を載せる部分はなるべくチューブの真ん中に位置するように考えたのですが、オールを止めるラバーに外側のスケルトンを合わせているため、多少外側に位置しています。
こうすることによって、チューブにまんべんなく荷物の重量が分散するように考えました。
前部のスケルトンの幅も後部に合わせないとかっこ悪いので、同じ幅となっています。
失敗点
前部のスケルトンにハンドコンマウントを取り付けて、ハンドコンを取り付けて移動している際、ハンドコンの振動により前部のスケルトンのイレクタージョイントのネジで留めてある部分より亀裂が入ってしまいました。
そのままの状態で使用を続けた結果、とうとう割れてしまい現在は同じアルミパイプを結束バンドで数か所固定して補強し、使用しています。
近いうちに割れた部分をメタルジョイントに替えて、再度補強するつもりです。
補強しました
というわけで、以下のように補強作業は終了致しました。