船を仕立てたときにその船のスパンカーを画像にとり、参考にして作成致しました。
なので、かなり本格仕様となっております。
実際に使用してみましたが効きは良好です。
スパンカーを自作しようとしている人によく聞かれるのですが、皆さんメインマストとブームのジョイントの部分に悩まれているみたいなので私が作成したものの画像を載せてみました。
メインマストとブームのジョイントに蝶番を使う方が多いようですが、そのようなものは使う必要はなく、要はブームが上下、左右に動けばいいわけなので、太い紐でもいいわけです。
以下の画像を説明すると、メーンマストとブームに穴をあけて、それぞれアイボルトをナイロンナットで固定します。
その時にメインマストの方は余裕をもってきつく締めないようにします。
きつく締めると使用しているうちにナイロンナットが緩んできてしまうのでぐらぐらの状態にします。
ブームの方はきつく締めます。
それぞれのアイボルトをステンレスリングで繋げれば上下左右自由自在に動かすことができます。
ブームをメインマストの上部よりロープで吊れば水平の位置に保つことができます。(上図参照)
画像のようにスパンカーを拡げたところ、ばっちり風に立つことが出来ました。
僅かな風でもしっかりと帆で風を受けて、船首を風上に向けていきます。
もちろん、船首には表差し舵を入れての流し釣りです。
左右のクラムクリートで左右のロープ位置を固定します。
さらに手前のクラムクリートで幅を調整します。
ロープがすべって動くところは全てブロック(滑車)が付いています。
メインマストの真ん中にネジがありますが、これがアイボルトです。
1番外側のロープはメインマスト固定用で、2番目はブームをぶら下げているロープです。
全てにアイボルトを使用しています。
船を仕立てたときに撮った画像です。
ブーム周りはこれを参考にしました。