ロッドフォルダーのインフレータブルボート取付解説
このページでは、ロッドフォルダーをインフレータブルボートに取り付けるための艤装方法を解説致します。
私のボートでは、艤装の中心となっているものにスケルトンという骨組みがあります。
インフレータブルボートは皆さんご存じのように、ボディーがゴムのチューブでできています。
なので、艤装にはスケルトンが欠かせません。
ロッドフォルダーもこのスケルトンに取り付ける形のものを作成致しました。
市販のロッドフォルダーでは幅が広すぎる
現在最もポピュラーなロッドフォルダーは下の画像のものです。
このまま利用するとなると、あまりに幅が広いため小型のインフレータブルボートには場所ばかり取ってしまうのでもう少しコンパクトにする必要がありました。
ロッドフォルダーとロッドフォルダーの間が開き過ぎているためインフレータブルボートではもったいないスペースがたくさんできてしまいます。
そのスペースにはラジオペンチなどの小物を置けるように穴があいていて便利は便利なのですが、小型のボートには必要ありません。
1人につき3本のロッドフォルダーをインフレータブルボートに取り付けることを最優先したので、ロッドフォルダーの間のプラスチックは今回未使用な方向で考えました。
1人に3本ずつのロッドフォルダーを考えたので、3本セットを2つ購入致しました。
最初は船内にも置けるイメージ
最初は船内にも置けるイメージで以下のように考えました。
いきなりチューブの上にはめ込んでロッドを3本立てるというのは、「倒れちゃったらどうしよう?」という恐ろしさがあったので、船内ならまだ倒れた時に海に落ちる心配も少ないので、船内に立てかけも可能なように設計をしました。
船内に立てかけた時、上の部分は倒れないようにチューブ上のスケルトンにひっかけるようにイレクターを付けたのですが、取り越し苦労でした。
実際はスケルトンに引っかけるイレクターは付けませんでした。
完成品です
ということで、完成品はこのような形になりました。
下のイレクタージョイントをスケルトンにはめて固定します。
幅はインフレータブルボートのチューブの幅よりも小さいので非常にコンパクトです。
これで1人3本ずつは船内にロッドを持ち込むことができます。
しかも、立てておけるのでぜんぜん場所をとりません。
イレクタージョイントははめるだけでしっかりと固定されるので、これでスケルトン上のどこへでも位置を変えることが可能です。
裏はこのような形になりました。
えっ!?設計図と違うじゃないかですって?
はい、その通りです。
実は軸を1本にしてあります。
制作中2本にする必要がないということに気がついたのでこのような形になっています。
ロッドフォルダー3本が横のバー2本をしっかりと固定してくれるので強度的にもこれで充分です。
実際の使用画像
実際に使用している画像です。
幅もわずかこれだけしか取らないのであまり邪魔にはなりません。
しいてあげるとタモをいっしょに立てているので、それが竿の取り出しの時に邪魔になるということでしょうか。
しかし、小型ボートではそれほどのスペースがないので贅沢は言ってられません。
足元がスッキリしているだけでも充分です。